卒業生リレーエッセイ

Betterを選べ -現社12期生 堀口愛香さん【卒業生リレーエッセイ(A-12)】

初めまして。可愛い後輩の川瀬憲一郎くんからバトンをいただきました。次へ繋ぎたいと思います。
そういえば、憲一郎から稲武の時に電話貰ったね、あのときは先輩として頼ってもらえたのが本当に嬉しかったよー。

さて、私がどんな大学生だったかというと、名市大の外へ外へ飛び出していく学生でした。この大学に決めた理由「高校社会(地歴公民)の教員免許を取る」を叶えることだけ意識し、できる限り名市大の外へ飛び出し、他大学を横断する学生団体、アルバイト(金山のスターバックス)と暇ない日々を過ごしてました。

あの頃はとにかく色んな人の価値観に触れたかった。そして、「この人みたいになりたい!」という人生の先輩を見つけたかった。
その甲斐あって、見つけた先輩方とは今も交流を交わし、様々なことを教えていただいています。

IMG_0668

そろそろタイトルに「Betterを選べ」という言葉を選んだ理由を書きましょう。
私は今、電力会社で働き、原子力発電で広報担当者として働いています。写真の一枚目は発電所と朝日の写真です。綺麗でしょ?私が現在の会社に入社する直前に東日本大震災が発生し、東京電力福島第一原子力発電の事故が起こりました。

皆さまは「原子力発電」と聞いて、どんなことをイメージしますか?
「福島のような事故がまた起こる可能性があるなら、止めた方がいい。」
「電気料金が高くなるぐらいなら、動かすべきである。」
各団体、各個人の見解が分かれています。一体何が誰が正解かわかりません。

学生時代は物事には必ず正解があると思っていました。親や先生などの大人は誰か正しい答えを知っていると。

けれども社会人になってみて、正解がない問題をいくつも見てきました。そこで感じたのは「Bestはない。常にBetterを選び続けろ。」でした。
何が正解かを探すと途端に立ち止まってしまいます。考えられる中でどれが一番いいかを考え進み続ける必要があります。

頼るべき判断材料の知識や情報にしても、世の中には情報が溢れています。正解がどれなのかわからないのはこの世界も同じです。
もはや、情報を持っていることが利点になる時代は終わったと感じています。自分にとって必要な情報はどれで、その情報の信ぴょう性はどのぐらいかと、情報を切り取る能力がこれから必要です。

そのためには自身にも知識がいるなぁと感じ、学生時代外へ外へ向かっていた私は今、自分自身の能力を高めるために勉強をしています。会社人として簿記を、広報の人間として広報スキルや原子力発電の仕組みを…なんて二兎追うものは一兎も得ずにならないように日々努力しています。

IMG_0085 IMG_0074

写真2枚目は昨年太宰府天満宮に行ったときのものです。頭を撫でると頭がよくなるという牛さんとのツーショット。人生勉強。3枚目はそのとき書いた決意表明です。

そろそろ次へバトンを繋げましょう。次は就職活動中出会った異色の経歴のお兄さんです。なんだか先輩後輩というより、社会の荒波に共に立ち向かう同志という感覚が近いです(失礼極まりないですが)私の知っている人文学部の先輩後輩の中で一番面白い経歴だと思い、ぜひこのリレーエッセイを書いていただきたく、バトンをお渡しします。
大西アニキ、恐れ入りますがよろしくお願いいたします。

ページの上部へ戻る